聞きなれない間違った日本語
Webマーケティングが盛んになり、Webサイトやブログ、SNSやメールなどを活用することが増えてきました。
googleが良質なコンテンツで、質を求めるという方向へシフトしてきたこともあり、ブログなどで、マーケティング担当者やディレクター、WEBライター、また一般社員などの「文章のプロではない人」でも、日本語で文章を書き、公開する機会も増えています。
そんな中、文章の上手下手、誤字脱字とは関係なく、聞きなれない間違った日本語を書いているを見かけます。
今回は、そんな、よく見かける間違った日本語をご紹介します。
ありますでしょうか?
「ありますでしょうか?」「ございますでしょうか?」といった言い方や書き方を最近、サイトやメールなどでよく見ます。
30代の経営者の方のメールでもよくこの言葉を使って、送られてくることがあります。
また、サイトの「よくある質問」や「お客様の声」内の質問事項で「ありますでしょうか?」と問いかけ文章で掲載しています。
もちろん、厳密に言うと、この
ありますでしょうか?
ございますでしょうか?
は間違いです。
この表現は、二重敬語と呼ばれており望ましくありません。
二重敬語は相手に対してなるべく丁寧に対応したい時や、目上の人に対する連絡などで普段より高いレベルの敬語を表現しようとする時に使用してしまうケースがあるようです。
実際の正しい日本語は、
ありますか?
ございますか?
です。
普段、「ありますでしょうか?」「ございますでしょうか?」を使用している人からしてみると、物足りないように思うかもしれませんが、十分な敬語になっている為、問題はありません。
お名前をちょうだいできますか?
こちらは、電話での対応でよく耳にします。
正しいように思えますが、この「お名前をちょうだいできますか?」も間違いです。
「ちょうだいする」するとは「もらう」「受け取る」の謙譲語です。
よって、「お名前をちょうだいする」を普通の分になおしてみると、
名前をもらう
となります。
おかしいですよね・・・。
実は「お名前をちょうだいできますか」は、
「お名前をお聞かせいただけますか?」
「お名刺をちょうだいできますか?」
の2つが合成されてできたヘンなビジネス用語とも言われています。
正しくは、
お名前をうかがってもよろしいですか?
お名前をお聞きしてもよろしいですか?
となります。
れ足す言葉
何とか言葉に表現力を足すために「れ」を追加してしまうことがあります。
これが「れ足す言葉」です。
×行けれる→○行く
×食べれる→○食べる
×読めれる→○読める
×見れれる→○見られる
これらも間違いです。
Webマーケティングでは正しい日本語を
上記のように、間違った日本語を多用していると知らず知らずのうちに相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
特にメールでのやりとりでは、特にあると思います。
メールの送り先がある程度の年齢であったり、サイトのターゲットの決定権者が、ある程度の年齢であると想定される場合は注意が必要です。
話し言葉が時代や年代により、変化することは誰でも知っています。
10年前、20年前とは、友達同士での話し言葉に変化があリます。
しかし、書き言葉はさほど大きく変わっていません。
ビジネスシーンであれば、なおさらです。
メールやサイトで目にするテキストで、それを作成した人物像や年代などが創造されることもあります。
世間やクライアントからの評価も変わってきます。
Webマーケティングにおいては、書き言葉は重要です。
日本語は難しですが、クライアントからの信頼を失うことないよう気を付けたいものです。
参考にしていただけると幸いです。
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