ビジュアルで表現するコンセプトダイアグラム
「コンセプトダイアグラム」
聞きなれない言葉ですよね。
ちなみに「ダイヤグラム」ではなく、「ダイアグラム」ですのでお気を付け下さい。
「コンセプトダイアグラム」とは、解析手法の一つで、サイトの全体像を可視化するために、どんなユーザがどのような経路で訪れ、サイト上の目的を達成するために、どのようなコンテンツや機能が存在するのかを図で整理したものです。
また、「コンセプトダイアグラム」は、情報を視覚化した表現手法のことで、元々「設計」という意味合いがありまたが、この考え方をウェブ解析の世界で著名な清水誠氏が応用し、現在、アクセス解析手に、よく用いられるようになった手法です。
Google Analytics などのアクセス解析ツールが普及した今では、ウェブサイトを数値で解析することが多くなりましたが、ユーザの目的であるゴールを起点に逆順で図式化し、施策や数値までもビジュアルで表現するというものです。
ユーザの一連の行動体験を図示化
「コンセプトダイアグラム」では、ウェブサイトに訪れる前から成約(コンバージョン)に至るまでのユーザの一連の行動体験を心理状況の変化とともに図示していきます。
この図示化をすることで、ユーザにとって、ウェブサイトにどのようなコンテンツが必要なのかということを解析していきます。
ユーザの行動体験を心理状況を洗い出し、それに対しての「課題」と「施策」を考え、コンテンツページの改善に役立てていきます。
図示化、見える化することで、目的や改善策などを容易に共有することができるようになります。
また、ユーザの動きを仮定することで、成約(コンバージョン)につながりやすい動きを知ることができ、ユーザにとって動きやすいウェブサイトができあがります。
GoogleAnalyticsなどの解析ツールで指標を解析するのも大切ですが、たくさんあるウェブサイトのページの中で、どのようにユーザが動き、どのように成約(コンバージョン)まで至るかを「コンセプトダイアグラム」で、図示化することも大切です。
解析ツールの指標をコピペし、グラフ化しただけのレポートなどをみかけることがありますが、いろんな課題からみた解析結果を「要因」「課題」「施策」にわけ、ユーザー体験(UX 【 User Experience 】 )に基づいた「UX Web解析」が重要になってきます。
「コンセプトダイアグラム」を駆使することで、ウェブサイトが、あなたにとってもユーザにとっても価値あるものへ生まれ変わっていきます。
是非、「コンセプトダイアグラム」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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