コンバージョンとは
Webサイトにおいて集客目的のゴールのことをコンバージョンと言います。
コンバージョンとは、直訳すると
転換
変換
を意味します。
オンラインショッピングサイトであれば、商品購入などがコンバージョンにあたります。
また、企業によっては、資料請求や問い合わせなどをコンバージョンとしています。
突然話が変わりますが、今、日本ではラグビーブーム到来です。
ラグビーW杯2015で、日本が強豪「南アフリカ」に勝利し、しかも3勝をあげたことが、ラグビーブームのきっかけとなっています。
そんな中、ラグビーにもコンバージョンがあることがわかりました。
ラグビーにおけるコンバージョン
ラグビーにおけるコンバージョンとは、トライした後に決めるゴールキックのことをコンバージョンキックと言います。
なぜラグビーはゴールの後のキックをコンバージョンと言うのでしょうか?
現在ラグビーの点数は、
トライ=5点
トライ直後のコンバージョンキック=2点
なっています。
しかし、ラグビーが始まった当初はトライ自体には点数がありませんでした。
トライし、さらにトライ後にキックを決めて初めて5点が得点されていました。
トライというのは、キックをして得点を得るための権利だったのです。
名前の通り
トライ=試す
からだといわれています。
ラグビーは元々フットボール(サッカー)が発展してできたスポーツであり、キックを重要としていたものだと思います。
ラグビーは正式にはラグビーフットボール (Rugby football) と呼ばれいるのもこのことからのようです。
コンバージョンキックが成功して初めて得点となる
元々、ラグビーにおいて、トライはあくまでもアシストであり、コンバージョンキックが成功して初めて得点となるスポーツです。
得点に繋がるコンバージョンキックを得るために、それでまでのトライにつながる過程がとても重要になるということです。
これをWebサイトに例えると、集客目的のゴールのコンバージョン得るためにそれまでのユーザーのサイト内の回遊やコンバージョン直前に接触したページ(ラストクリック)などが重要ということです。
最後に接触したページ(ラストクリック)だけを評価するのではなく、それ以前の初回接触や中間接触もコンバージョンに貢献しているのだから、これらも正当に評価する必要があるということです。
このような直接コンバージョン以外の間接コンバージョンも含めて、コンバージョンへの広告の貢献度を正当に評価するための分析をウェブマーケティングでは、アトリビューション分析といいます。
Webサイトにおいてもゴールに繋がるアシストの重要度をいかに評価するか、このアトリビューション分析が非常に重要になってきています。
アトリビューション分析の効果
アトリビューション分析の効果として下記のようなことがあリます。
広告やコンテンツごとの貢献度を定量的に評価
アトリビューション分析は、各広告・コンテンツごとの定量的な評価を一覧できるため、マーケティング活動全体のどの部分に注力して改善策をうつべきかについて適切に判断することができます。
マーケティングにおける予算配分の最適化
アトリビューション分析は、直接コンバージョンに貢献した広告・コンテンツだけでなく、間接的にコンバージョンに貢献した広告・コンテンツまで含めて定量的に分析できます。
などです。
ラグビーもWebサイトもゴールまでの行動導線が大事
ラグビーもWebサイトもゴールまでの行動導線を辿ることによって、コンバージョンに影響を与える重要な要因を発見することで今後の改善につながっていきます。
アトリビューション分析を活用して、コンバージョンの改善につながる施策に役立てることをおすすします。
是非、今後の参考にしていただけると幸いです。
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