ロングテールの法則
ロングテールやロングテール マーケティングという言葉を聞いたことがありますか?
ロングテールの法則は、米ホットワイアード(HotWired)の編集長であるクリス・アンダーソン (Chris Anderson)によって提唱されたもので、その内容は「米アマゾン(Amazon.com)の売上の半分以上が、あまり売れないニッチな商品でまかなっているというものです。
簡単に説明すると、年に1個しか売れないようなニッチな商品がたくさんあって、それらの合計金額が実は売上の大半を占めているということです。
今回は、このロングテールにご紹介します。
ロングテールは中小企業のような弱者の基本戦略
ロングテールとは、ランチェスター戦略のように、中小企業がとるべき重要な弱者の基本戦略となります。
ランチェスター戦略とは、弱者が強者に勝つための戦い方のルールのことです。 イギリス人のエンジニア、フレドリック・ランチェスターが第1次世界大戦の時に導き出した戦い方の法則がルーツです。
今では、インターネット業界において、SEOに有効としてロングテールが利用されています。
ビックキーワードに頼らず、ニッチなキーワードに絞り込んでいく方法です。
ロングテールで誘導するSEO対策
SEO対策をするときにやはり目指したいのは、ビックキーワードでの検索エンジンの上位表示です。
しかし、ビックキーワードは、すでに大手やライバル会社(競合他社)が表示されていることがほとんどで、ビックキーワードで検索上位に表示されるためには熾烈な競争が待ち受けています。
制作したばかりのホームページでは、そこを狙うのは、時間もお金もかかってしまいます。
そこで、狙うのがニッチなキーワード。
ロングテールです。
ライバル会社(競合他社)がまだ気づいていない特定のニッチなキーワード絞り込んで、SEOを狙っていく方法です。
特定のニッチなキーワードをたくさん制作していくことで、ロングテールでのSEOを狙っていきます。
特に大手企業であれば、あまり利益の少ない、ロングテール部分には見向きもしない傾向にあります。
そこの穴を狙いを定め展開していきます。
コンテンツを制作する
ニッチなスモールキーワードを有効的するためには、コンテンツ(ページ)の追加が効果的です。
特定のキーワードを選んだうえで、そのキーワードを使用したコンテンツページを追加することお勧めします。
ブログなどのコンテンツが有効的です。
ロングテールのキーワードを選ぶ時は、ビックキーワードから複合キーワードを選ぶと効果的です。
また、ブログなどで、コンテンツを制作する場合は、スモールキーワードであっても質の高いコンテンツを用意しなければなりません。
質の悪いコンテンツは、Google検索からペナルティーを受ける可能性があるので注意が必要です。
ロングテール検索ワードの決め方
ロングテールのキーワードを決める時に役立つのがアクセス解析です。
アクセス解析ツールを使い、良く閲覧されているページやコンバージョン(成約)に至っているページを調査し、そこに使用されているキーワードをもとに、ロングテールのキーワードを考えると効果的です。
追加するコンテンツのキーワードと、ユーザーがよく検索しているキーワードを一致させることで、購買意欲の高い結果となります。
ロングテールのキーワードは重要
ロングテールのコンテンツをたくさん作成することで、ビッグワード編成のトップページや、サイト全体の価値を高めることもできます。
SEO対策といえば、ビッグキーワードが重要に思われますが、ユーザーが購入や申込みするまでの検索クエリは様々であることから、ロングテールを考慮したコンテンツSEOも非常に重要だということです。
ロングテール・コンテンツSEOを意識して、ビッグキーワードにも負けない集客力を考えましょう。
参考になれば、幸いです。
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