まずは、企業理念・経営戦略を組み立てる
ホームページをどんなに格好がいい物にしても、画像が動いていて目立つものにしても、内容が薄いホームページでは、顧客集客は見込めません。
ホームページは営業マン。
実際、集客できるエリート営業マンは、企業理念や経営戦略を理解し、自社の商品やサービスを上手に表現し、営業をしています。
ホームページも同じで、企業理念や経営戦略を理解し、自社の商品やサービスをページ上で表現する必要があります。
そのためには、企業理念をよりどころにして、マーケティング戦略を組み立てる必要が出てきます。
ホームページで集客するためには、まず、企業理念・経営戦略を見直し、マーケティング戦略を組み立てることをお勧めします。
それでは、企業理念や経営戦略について考えてみましょう。
企業理念を決める
企業理念というと、それなりの格好がいい筆文字で額に入れ、オフィスに飾っていたっりします。
社訓や社是などもそうです。
しかし、その企業理念の意味を社長を含め、社員全員が理解しているのでしょうか?
もちろん、社長は理解しているとは思いますが・・・
企業理念とは、
事業をおこなううえでの基本となる価値観と目的意識
のことだと言われています。
企業理念の大切なことは、文字や文章で飾っただけの形式にこだわるのでなく、形にはなっていなくても、社員誰もが意識の中で存在する暗黙知にすることです。
額に入れて、1週間もしないうちに社長を含めみんなで忘れてしまっては意味がありません。
額に入れなくても社長を含め、社員全員が
「うちの会社は○○な会社で、○○をターゲットに○○を・・・・」
と言えることに意味があります。
格好がいい言葉や難しい言葉を使っても意味がありません。
社員浸透せず、ましてや顧客には意味不明なものになります。
たまにクライアントの事業分析をしてる段階で御社の企業理念はなんですか?っと尋ねると格好よく企業理念を書いてくれと頼む人がいます。
もちろん、話し相手にはなりますが、代筆はしません。
うその企業理念になるからです。
企業理念を格好よく語る必要はりません。
大切なのは、社員とのやり取りの中で語れるようにすることです。
そして、企業理念をお客様に話した時に、その意味や自社の考えを理解してもらえることに意味があります。
企業理念は、事業を行ううえでの基本となる価値観と目的意識です。
事業の基本がしっかりしている企業こそ、お客様に対して信頼とかけがえのない価値を提供することができます。
御社の企業理念を見直してみてください。
経営戦略を決める
経営戦略は、企業理念を実現するための手段となります。
企業が競争的環境のなかで生抜いていくために立てる基本的な方針で、経営戦略には、
3年後に30%の利益増大
3年後に売上2億円
など、具体的な目標が必要です。
経営戦略は、経営目標とも同義になります。
資金力が少ない中小企業では、ターゲットを絞り、オンリーワンで行くか地域密着で行くか決める必要が出てきます。
一言で言えば、お客様が「あの商品・サービスでないとダメだ」と思ってくれるようになることです。
ターゲットを絞り、そのお客様に「他社ではまねできない」と思わせる差別化が戦略のカギとなります。
例えば、「高くて良いもの」は、それ自体ですでに差別化されています。
しかし、経営戦略の目的は利益をあげることなので、それが利益につながらないのであれば意味がありません。
同じ費用で、「他社ではまねできない」商品・サービスを提供することができれば、他社よりも利益が出ることになります。
経営戦略の本質とは、「強み」を活かして戦うことです。
強みとは、競合他社にはない、自社の独自能力のことです。
SWOT分析などのフレームワークを活用し、経営戦略を明確にしてください。
ホームページに企業理念・経営戦略を活用する
一般企業のホームページをみると、大体、同じような構成と文章になっています。
これは、お客様に自社のポイントが明確に紹介していない証拠です。
また、お客様のために、より良いサービスを提供しようという基本的な心構えが欠けているものでもあります。
これでは、ホームページで集客するのは難しいといえます。
集客できるホームページとは、決して特別なものではありません。
先ほど考えた、企業理念・経営戦略を記載すればよいことです。
企業理念・経営戦略がしっかりしていれば、他社とは同じ構成と文章になるホームページにはならないはずです。
お客様に自社のポイントが明確に紹介することもこれで可能です。
冒頭でも述べたように、ホームページは営業マン。
実際、集客できるエリート営業マンは、企業理念や経営戦略を理解し、自社の商品やサービスを上手に表現し、営業をしています。
ホームページも同じで、企業理念や経営戦略を理解し、自社の商品やサービスをページ上で表現する必要があります。
実際に営業するのとは違い、ホームページには時間制限はありません。
文章量に制限がありません。
写真や掲載できます。
音声や動画で表現できます。
インターネット上で、誰もがいつでも閲覧可能です。
ブログ形式で新情報をいつでも発信でます。
双方向の情報交換も可能です。
これらを実際、社員、従業員で営業しようとすると、どれだけの時間やコストがかかるのでしょうか?
すでに相当のコストを払っているのではないでしょうか?
現在かけている莫大なコストを、ホームページ運用(リスティング広告も含め)に置き換えることで、ぐっと自由度が高まり、集客もできるようになります。
ホームページを作って集客できていない企業は、企業理念や経営戦略をホームページに反映されていないことが理由です。
よくある、トップページ、会社概要、お問い合わせフォームのような簡単ホームページです。
是非、ホームページを製作する前に企業理念や経営戦略を見直し、それをホームページに反映させることをおすすします。
企業理念や経営戦略は、ホームページ限らず、マーケティングにとってとても大切なことです。
顧客集客に悩んでいるのなら、いまいちど、企業理念や経営戦略を考え直してみてはいかがでしょうか?
今後の顧客集客の参考になれば幸いです。
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